「カオス」 (khaos)という言葉、このブログでも結構使っています。自分で使うときの意味合いとしては、「雑然」がもっと極まって「混沌」とした汚部屋状態。という感じです。
ところで「カオス」って元々はどんな意味の言葉で、反対語は何なのだろう?と調べたら、思った以上に壮大な反対語があったので、この記事でお知らせします。
カオスの元々の意味は?
Wikipediaによると「カオス」とは
ギリシア神話に登場する原初神である。「大口を開けた」「空(から)の空間」の意。オルフェウスによれば、このカオスは有限なる存在全てを超越する無限を象徴しているという。
ということで、元はギリシャ神話の神だったんですね。「有限なる存在全てを超越する無限を象徴」って、すごいですね。
更にWikipediaから引用すると、
世界(宇宙)が始まるとき、事物が存在を確保できる場所(コーラー)が必要であり、何もない「場」すなわち空隙として最初にカオスが存在し、そのなかにあって、例えば大地(ガイア)などが存在を現した。また、ヘーシオドスはカオスのことをカズム(裂け目)とも呼んでいる。
つまりカオスというのは、この世のモノゴト全てを包み込む存在で、「有」を生む元となる「無」。というようなことですよね、元々の意味は。
カオスの元々の反対語は?
対義語辞典(http://worddrow.net/)によると、カオスの反対語(対義語)には、「混沌」に対する「整然」(orderly)という言葉の他に、「コスモス」(cosmos)という言葉が出てきます。
「整然」は、普段自分も使っている「混沌」という意味での「カオス」の反対語ですが、元々の「無」としての「カオス」という言葉に対しては「コスモス」という壮大な反対語があったのですね。
「コスモス」とは、これもWikipediaによると
一般的に、宇宙を秩序ある、調和のとれたシステムとみなす宇宙観である。「秩序、整列」を意味するギリシア語のκόσμοςという言葉に由来し、カオスと対をなす概念である。
ということで、「コスモス」は、「無」としての「カオス」に対して、「有(秩序、整列)」という対の概念になるそうです。
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トリトメのないまとめ
個人的には、「コスモス」(有)は「カオス」(無)の単なる反対語というより、「カオス」から生み出されて、いつか「カオス」に飲み込まれてしまう存在なのかなという雑感を持ったりしました。
「カオス」⇔「コスモス」は、「宇宙の成り立ち」等に関する話でもありそうなので、色々と文献とかもありそうだし、難しそうですが面白そうでもあります。