ナマケモノろーぐ

家事とブラジャーが苦手な50代セミリタイアラー(♀)の日々の雑感

高齢になったら冬の湯舟は危険!?ヒートショックを予防して入浴中の死亡事故を減らすには?

シャワーだけでなく、湯舟に入ると体が休まります。冬は特にゆったり湯舟に浸かりたいです。

ですが、体力が衰えている時やお年寄りにとっては、湯舟に浸かる事は思った以上に体を疲れさせる危険な行為かもしれないようです。

 

 ヒートショックとは

ヒートショックの恐るべき実態|一般社団法人 日本ガス石油機器工業会(JGKA)によると、ヒートショックとは

温度の急激な変化で血圧が上下に大きく変動することなどが原因となり起こる健康被害のことで失神や心筋梗塞、不整脈、脳梗塞を起こすことがあります。
入浴時に急激な血圧低下により失神し、溺れて死亡するケースは、入浴時のヒートショックの典型的な例です。特に外気温が低くなる12月から1月の寒い時期は、入浴中に心肺機能停止となる人が多く、もっとも少ない8月のおよそ11倍に急増します。

とのこと。

 

実は先日、知り合いのお母様が入浴中に急死されました。70代後半でした。元々体調が悪く入院予定だったそうですが、入院前の自宅での入浴中にお亡くなりになっていたそうです。

ご高齢で、しかも体調不良によって体力も衰えている時だったので、湯船に浸かる行為はかなり負担が大きかったのではないかとのことでした。

ヒートショックを予防するために

ヒートショックは寒暖差が大きいことで起こる症状なので、湯舟と、湯舟以外の浴室全体や洗面所などとの寒暖差をできるだけなくすことが有効だそうです。

ヒートショックの恐るべき実態|一般社団法人 日本ガス石油機器工業会(JGKA)でも

冷え込みやすい脱衣所や浴室、トイレを暖房器具で温めることは、効果的なヒートショック対策となります。 また、窓まわりは熱が逃げやすいため、内窓を設置するなどの断熱改修で、外気温の影響を最小限に抑えることができます。 さらに、浴室をユニットバスへ改修することでも断熱性は向上します。最近では浴室や洗面所を暖房できる設備が充実してきており、新築やリフォームの際にぜひ導入したい設備です。

と「住まいの断熱改修や暖房設備の導入」を勧めています。

それ以外にも、湯船の温度を高くしすぎないことで寒暖差を抑えたり、夜間の冷え込んだ時間帯に入浴することを避ける、出来ればひとりでの入浴は控えることなどが推奨されています。

これらを一度に全て行うことは難しいと思います。ですがご高齢や病気のご家族がいらっしゃる場合等には、できることからやっていき、ヒートショックによる死亡事故を無くしていくことが重要だと思います。

高齢になったら湯舟は危険だからシャワーのみにする、という考え方の方もいるようです